フーガ第 3 番 (弦楽四重奏曲)


この動画の音楽は『フーガ第 3 番』といい、加藤雄一郎が 2008 年に創った曲です。フーガとは、同時に演奏される独立した諸旋律を、冒頭で提示される単旋律によって統一した曲のことですが、このフーガは、曲の始めに現れる二つの旋律と、曲の半ばに現れる一つの旋律によって全曲をまとめた三重フーガです。様式は、バッハに代表されるバロック風対位法よりは、パレストリーナに代表されるルネサンス風対位法に近い。演奏は MIDI に基づく DTM によるものです。曲種は室内楽曲、正確には弦楽四重奏曲です。楽器編成はバイオリン 2、ビオラ 1、チェロ 1 です。

この動画の画像はレンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レインの『エルサレムの滅亡を嘆くエレミヤ』です。エレミヤとは旧約聖書に現れる預言者です。この絵には、国の滅亡をあらかじめ知っていてもそれを人々に理解されない孤独な預言者の嘆きが描かれています。

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